ボニートって？
「ボニート」とはブラジルの言語ポルトガル語で「可愛い」とか「綺麗」とか「美しい」という意味です。ここで言う「ボニート」は、まさに“綺麗な川”が流れる小さな町の名前です。
ここにあるよ
ブラジルのマト・グロッソ・ド・スル州に位置します。南米大陸の内陸で、パンタナールに含まれるか含まれないか…ギリ含まれまい…の所にあります。サンパウロやリオデジャネイロ、首都のブラジリアから少し距離がありますが、パンタナールついでであればかなり近いです。
南米を周遊しているのであれば、ボリビアやパラグアイから簡単に行けます。ブラジルをルートから外す旅人をよく聞きます。リオやサンパウロに行かなくても、ボリビアやパラグアイから寄り道するのもおすすめです。
トップ3に入るほどの人気！？
南米で訪れたいスポットは？でまず人気なのが「ウユニ塩湖」、次に「マチュピチュ」「イグアスの滝」と続きます。しかし若者に絞ると「ウユニ塩湖」の次によく聞くのが「ボニート」です。
ブラジルで訪れたいスポットは？となると、都市観光を除いて「アマゾン」「イグアスの滝」「ボニート」「レンソイス」と聞きます。
いま、とっても人気の場所なんです。
ボニートに行けば心が洗われる
で、ボニートって何？何があるの？何がいいの？
綺麗な川があります。それ以外に説明することが何も無いのです。“綺麗な川”というだけで、ここまで人気が出るって凄いですよね。
川の水がとてもクリアで、魚が沢山います。その魚たちと一緒に泳ぐことができます。洞窟もあったりします。川をとり囲む自然も素敵です。牧場の中に森があって、その森の中を綺麗な川が流れています。静かで空気が美味しくて緑に満たされていて、、、
ボリビアのバスでトラブルに遭って腹が立ったことも、砂埃の被ったベッドで寝て顔が引きつる思いになったことも、カメラトラブルも色々あって結局カメラごと買い直して悲しい気持ちになったことも、全て水に流して心が洗われるような気分になります。
しかもパンタナールはジリジリと暑いので、全身からこの綺麗な川の水を吸収している感覚になります。
心も体も浄化されました。
砂埃の舞うバスに長時間乗った体も、砂埃の被ったベッドで寝た体も…砂埃と共に過ごしたこの1ヶ月が全て浄化されました。
2泊3日で行ってみた
パンタナールついでに行ってみました。コルンバからバスで確か6〜7時間、カンポグランジまでも同じくらいの距離でした。
自然を体感するツアー
メイン通り沿いにツアー会社が何軒か、各宿にもツアーデスクがあります。
コースはいくつもあり、透明度が高い川を泳ぐツアー「Rio da prata」、魚が沢山いる川で遊ぶツアー「Aquário natural」、他にも洞窟に行けるツアーやダイビングができるツアーもあります。
中でも一番透明度が高い「Rio da prata(プラタ川)」に行ってきました。
川に入る前に少し時間があるのでお庭を散歩。色んな鳥がいます。
いよいよ川へ。
川の流れに乗って泳ぎながら下りました。とても気持ちが良いです。ぷか〜っと浮いていれば、すーっと進んでいきます。
プラタ川はとにかく透明度が高く、水中で遠くまで見渡せます。キラキラした水面が川底に映っている様子も綺麗です。
川下りの終盤ではボニートのシンボルにもなっている“ドラド”という魚の群れがいました。“ドラド”というのは、ポルトガル語で“黄金”、金色の魚です。
こんなのもいました。
他にも川底から水が湧き出ている様子が見られたり、流れが変わる瞬間を体で感じられたり、自然をものすごく近くで味わうことができました。
「Rio da prata」も人気ですが、「Aquário natural(天然水族館)」も人気です。魚が沢山いて、まるで天然の水族館の様だそうですです。一つだけではなく、全てのツアーを制覇する強者までいるそうです。
こじんまりとした可愛い町
これがシンボルのドラドの噴水。
南米はアートが斬新。
ボニートは小さいですが完全な観光地になっています。こんなにお土産が充実した町は、パンタナール周辺ではここだけです。ここで買っておかないと、他の町では揃いません。
観光地なのでレストランもあります。カイマン(ワニ)を食べることができました。
淡白で弾力があり、白身魚と鶏肉の間という感じです。クセもなくとても食べやすくて美味しかったです。ありがとうカイマン。
ボニートはめっちゃ観光地
①自然を体験するツアーがある
②レストランがある
③お土産が揃う
長旅をする人にとっては、ちょっと休憩できるような、リフレッシュできるような、めっちゃ観光地です。というわけで、物価は高めです。
ポイントを抑えてブラジル一周旅行する人にとっては、大事なポイントの一つになると思います。
避暑地に旅行に来たかのような、そんな場所でした。
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