アマゾンは地球最大の熱帯雨林でコロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、ブラジル、ベネズエラ、フランス領ギアナ(、ガイアナ、スリナム)からなり、地球全体の熱帯雨林の半分を占める。その60%はブラジルにある。アマゾン川の流域面積も世界最大であり、地球上の生物の10%がアマゾンに生息するという、何においてもスケールがデカい。
広いアマゾンの中で、ペルーのアマゾンツアーに参加してみた。今回は第二話。第一話はこちらからご覧ください。
My Amazon Tours -2日目-
天国を見る
アマゾンの朝は早い。朝5:30、うす暗いうちにボートに乗り込み出発。朝は動物たちがまだ寝ているのか、静かだ。なによりも、ジャングルのど真ん中は空気が美味しい。

ボートは森の深い方へ進んでいった。明るくなってくると鳥たちがそこらじゅうを行き交いだす。アマゾンには1500種以上の鳥類がいるという。朝も夜も鳥の存在感が強く、鳥がアマゾンを支配しているようにみえる。

深い森を進みジャングルのトンネルを抜けると急に視界が開け、この世の物とは思えない景色が目に入る。
天国に来てしまった。



優しい光でキラキラしている。眩しくない。昨日の夕日はコントラストが強かったのに対して、朝はとても柔らかい色。高い木にさらに別の植物が巻きついていて、全部がモコモコしている。もう言葉が出なかった。
そんな天国に現れたコモンリスザル。

おとぎ話の世界だ。
アマゾンに足を踏み入れるまで、私の中のアマゾンのイメージは「緑が鬱蒼としていて、木が光を遮るから暗くて、風や生き物の音でザワザワしていて、ワイルドの極み」だった。これを、良い意味で期待を裏切られたって言うんだなと納得した。自分の目で見れて、本当に良かった。
満たされた。
ピラニア釣り
定番のピラニア釣りもある。細い枝に糸を付けて生の鶏肉で釣る原始的な釣り。


彼らはお昼ご飯となった。ピラニアは淡白で臭みが無いから食べやすい。油で揚げて塩を振っただけのシンプルな味付けがとても美味しかった。

タランチュラ現る
昨日からいるタランチュラ。こちらが何もしなければ危なくはないが、さすがにベットルームの窓にいた時はびっくりした。

アドベンチャーな散策
「午後は何がしたい?」とガイドが要望を聞いてくれた。決まったプランがあるわけではなく、その時の天気やジャングルの状態、客の好みによってアレンジしてくれるのが嬉しい。私たちはジャングルの散策に行くことにした。
長ズボンを履いてくるように言われた。長靴を履いてロッヂを出発。途中までボートで行き、水のない所から散策が始まった。
メッセージが残せるきのこ。

少し歩くと沼地になり、水浸しになり、もはや長靴の意味がなくなった。

泳ぎながら、木を伝いながら進む。森の中にはトゲトゲの木も沢山あって、誤って掴んでしまうと刺さる。これは確かに、長ズボンでないと危険だ。

どんどん深くなっていき、最終的には頭の上まで水が来た。ガイドも思っていたよりも深かったのだろう。若干溺れていた。
体中傷だらけになって雨季のジャングル散策は終了。こんなにアドベンチャーなお散歩がほかにあるだろうか。
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